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師走。 [ちょっとした出来事]

寒いだの暑いだの言っている間にもう師走です。
雪の多い実家のあたりでは、近くの標高の高い山に何度か冠雪し、近所のイチョウの葉も落ちてしまいました。
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母には冬の間施設で過ごしてもらうことにしました。悩みましたが、関係者の方々にお助けいただき過ごせていた一人暮らしも昨シーズンの冬の問題の数々を考えると無理かなと。春までの数ヶ月、自宅を離れて過ごしてもらうことになりました。母の入所した施設ではインターネットでのリモートはやっていないので電話で数分話すことしかできません。こちらからは葉書を書こうかなと考えています。
近くの山の辺りまで紅葉が降りてくる頃になると近所の小川では畑から収穫した里芋を洗う水車が回り、雪の下になり収穫できなくなる野菜を自宅で保存する作業も始まります。
家を離れた親戚や子供達に里芋を送るのはこの時期の歳時記かもしれません。
年末になるとお餅をついて野菜と一緒に送ります。私の実家ではもう何年も前にできなくなったことですが、元気で野菜作りを続けているお宅では美味しい郷里の味、おふくろの味を送られています。
そして欠かせないのが雪囲い。
屋根の雪を下ろすとその衝撃や圧迫でガラスが割れたり家が傷むこともありそんなことを防ぐためにも欠かせません。昔は竹で出来た簾に似たもので囲い、荒縄で縛ってましたが、今はハウスメーカーからスマートなものも出ていますし、実家では半透明の波板ボードを使っています。透明だと家の中が明るいですし、陽射しが入ります。
昔は炬燵や火鉢の準備もありましたが、今はストーブやホットカーペット、床暖房。膝が悪くて立ち座りが大変になると共に炬燵は出番を無くし、空間を温める形へと変わっていきました。
私の子供の頃に比べると様子も変わってきた冬支度ですが、基本は変わらない様です。
冬支度といえば、動物達も。
母の入所後、部屋でお布団を敷いていたらドーンと大きな音が。窓から外を見ても何の異変もなく。翌朝隣のおばさんが「大屋根に2匹の猿がいた」と。聞いたところによると、留守宅の二階の窓の鍵が空いていたりすると窓を開けて侵入するのだそうです。ドーンと音がしたのは木や屋根から飛び移ってきたお猿さんの音のようです。
私が寝室にしていたのは家の内側で廊下の雪見障子から明かりをとる窓のない部屋。母の寝室は窓がある表に面した部屋。母の部屋の明かりがないのでしめしめとやってきたのでしょうか。
数年前から高速道路の工事で山の動物達の穏やかな暮らしが守れなくなっている様なのですが…。
私の子供の頃にはなかった畑の周りを囲む柵やネットに「何だかなぁ」と思うこの頃です。

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enosan

お久し振り、お母さんもお元気の様子なによりです。
実家は日本海側でしたよね、やはり雪が多く冬越しの準備が大変ですね。
お猿さんや猪が町に降りてくる話しは今年もあちこちから聞こえます。
山にはそれだけ餌になる食べ物がないのかな~。
こちらは今日朝から寒くなりました、コロナにインフル気をつけて、佳いお年をお迎え下さい。
by enosan (2022-12-03 12:06) 

畑の帽子

enosanさま
ありがとうございます。
母は介護関係者の皆様が本当に良くしてくださって元気で過ごしております。
熊の出没は夏頃から聞かれており、猿の集団には何度かお会いしていました。母から屋根の上で柿を食べていた話を聞いてはいたのですがあの大きな音から察するに大きなお猿さんのようで、少し怖いです。
動物たちとの棲み分けが崩れてきているんだなとずーっと思っていましたが、何が正解なのか。
by 畑の帽子 (2022-12-05 17:12) 

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