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食を楽しむために [好きなこと]

ちょっと前の話になりますが、和食が文化遺産に登録されましたね。
あれから、ますます各地の郷土食も知りたいし地酒も知りたくなりました。

これまでも、出かけた先ではなるべくその地のお酒や特産品、地の野菜や発酵食品(味噌、醤油をはじめとした調味料を中心に)などを気にする様にしていました。

今日の新聞1面に自治体が条例で地元の焼き物の使用を促す動きがある旨の記事がありました。
常滑、伊賀では、「乾杯条例」で、地元の酒と酒器をすすめており、多治見市でも美濃焼の器全般を対象に、飲食店や市民の食卓で使用をすすめる動きがあるそうです。



田舎の行事食を思い浮かべると、塗りの器と膳、陶器の大鉢、徳利と盃が思い浮かびます。
そして、恐るべき数の小皿や小鉢、茶碗各種。しかも、同じ柄。
今では一体誰が使うのかと思いますが、自宅で行事全般行っていた頃は親戚一同、ご近所様一同集まると足りない位だったのですよね。だから、割れたり欠けたりすることもある陶磁器の需要は今よりもずっと多かったのかなぁと思ったりします。

地方食といえば、地方によっては独自の食に合わせた特徴的な器があったりしますね。
私の生まれた地方ではそば皿と言う、皿と鉢の間の様なお蕎麦専用の皿がありました。
これは普段使いで、蔵の隅で埃をかぶっていました。
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これに蕎麦を入れ、つゆと大根おろし、ネギ、かつお節などをかけます。市販の茹でそば一袋が入りきらない位の大きさです。


旅先で食と共に気になるのもやはり陶磁器。
でもなかなか手が出ないことも多く、求めやすいぐい飲みなどに落ちつくことが多いです。


image-20140604午前113114.png

たいして出かけませんし少ないですが、収納してみるとけっこうあります。
頂き物のセットなども使いますが、その日の気分で選んだり、器を変えて味の変化を試したり。
上等なものはありません。
九谷、常滑、瀬戸、美濃、伊賀、出西、地元の陶芸サークルのバザーで買ったものもあります。
ガラスは琉球ガラス、切子(安価なものですが、楽しめます)、趣味で馬の透かしの入ったグラスもありますがこれはあまり実用向きではありません。

酒関係の雑誌に書いてあったのですが器の形状や口にあたる部分の厚みなどで味の感じ方が変わる様です。
日本酒の分類?と器の相性で書かれたものもありますが同じ純米でも酒蔵によって様々な様に、自分の好きな相性を見つけ出して自分好みを楽しみたいです。

ちょっと器を比べて見ると。

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この二つで味が違うのは容易に想像出来そうですが。
実際違いました。

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これと二つ目は口の形状が違います。
又、口の厚さ、素材の違いも。


器を選び、片口から器に注ぎ、香りを楽しみながら一口たのしむ。二口めはぐいっと。
飲めない私はそれでほぼ終わりの事が多いです。

最近、焼き物やガラスの片口を探しています。
出会いを求めて。
そして、割れにくいものを。


余談ですが、我が家の様な狭いマンションでも、整理したらすっかり忘れていたお土産の急須やポットウオーマーをみつけました。
しまいこまずにどんどん使って、少しだけテーブルの上の楽しみを増やそうかと思いました。




タグ:和食器 酒器
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