読書の楽しみ [読書]
郷里の歴史絡みの文庫本がきっかけで私の生活の中に読書が戻ってまいりました。
友人からたくさんの本を譲り受け、母が読むかなと思ったらそうでもなくて。
私が熱心に読む日々となっています。
本をお借りしたり、いただいたお礼に小さな栞を選んだのですが、栞もいろいろあるのですね。店頭であれこれ物色しているうちに自分も欲しくなって買ってしまいました。
可愛いエナガちゃんです。クリップに長いリボンがついていて先端にこのエナガちゃんが。本の大きさや厚みに応じてクリップにリボンを巻き付けて調整します。
ちなみにこの本は村上春樹の「街とその不確かな壁」です。結構分厚くてリボンは巻かずにそのままでちょうど良い長さでした。こんな形に本を置いていると、エナガちゃんが「読んでー」と誘っている様な気がしてつい手に取って読み始めてしまいます。
気に入った色や絵柄の紙に毛糸やリボンを結んで栞にしていましたが、ちょっと贅沢にお店で栞を選ぶのもたまには良いなと思った次第です。
栞も紙だけではなく布や刺繍、レースなど結構楽しめます。
なんでもない日常 [ちょっとした出来事]
本格的な冬が来た!と思って寝具もコートも暖か系に変えたと思ったら南側のお部屋の室温が24度もあったり、暖房を入れたり切ったり、母のお布団やら日々のお洋服やら調整に忙しいこの頃です。
週の半分は家に閉じこもる生活ですが、母がデイサービスに出かけた日は買い物や畑、ウォーキングに出るように心がけています。
そんなお散歩で見かけた光景。
これは夏みかんでしょうか?
鮮やかなオレンジ色が可愛くきれいです。
神社の四季桜もピークを過ぎました。
離れて眺めるとまだまだきれいです。
我が家のベランダからも見えるのですが、上から、しかも離れているのでうっすらピンクのレースのカーテンのようです。
ソメイヨシノよりもずっと小ぶりで一本の木に濃淡のある花がたくさんつきます。
咲き始めの頃はここまで歩いてなんとか見に来た母ですが、最近は歩くのが苦痛な様子で「行きたくない」と言われました。
朝、生協の早朝配達をとりに玄関から出ると東の空が朝焼け。とても綺麗だったので、ダウンを着て堤防まで見に行きました。
初日の出の頃はもう少し位置がズレるのですが、ハイウェイオアシスの観覧車がハッキリします。
毎日いろいろなことがあって、夫と2人の頃のような穏やかな時間は難しくなりましたが、実家と我が家との二重生活が解消されたことで季節の手仕事が少しできるようになりました。
冬野菜がたくさん採れる今の時期は漬物や時間のかかる煮込みも楽しみの一つ。
左が大根とニシンを甘酒で漬けたニシン漬け。右は小松菜と切り干し大根の刻み漬け。冷蔵庫に入る簡易漬物器でほんの少しずつです。
そして今年は新巻鮭も買いました。
島根県隠岐の島の隠岐水産高校の生徒さんが作りました。
小さなサイズを選んだのでそのまま冷凍庫に入りました。時間のある時に出刃包丁を登場させて捌きたいと思います。頭やアラを調理するのが楽しみです。
こんな事ができるようになった事がとても幸せだと思えるようになりました。
初冬に咲いていた花 [ウォーキング]
夫の休日で母のデイサービスのある日曜日、久しぶりに愛知健康の森に植樹した島根県の樹「黒松」の様子を見に出かけました。
スクスクと成長して元気でした。
表示板も経年で文字が消えて見にくかったのですが文字の消えた県の表示には新たに表示が貼られていました。
周囲には落葉樹も多く、松に落ち葉が溜まっています。古い松葉を落としたり落ち葉を払ったり、お手伝いしました。
夫が松のお世話をする間、ちょっとだけ1人でウォーキングを。
お天気も良く、フリーマーケット開催中。運動をする人も多く、賑やかでした。
晩秋とも初冬とも、思える木々の様子。
整備が進んでいるハーブ園ではたくさんの花が咲いていました。
可愛いピンクの薔薇の蕾。
開花すると華やか。
ハーブは強いですね。
エキナセア、頑張っています、
ヤロウも丈は低いですが薄いピンクの花です。
他にも、ローズマリーはもちろん、セージ類、チコリも活き活きと元気でした。
健康の森に隣接するげんきの郷でパンや産直の農産物や魚が買えます。
美味しい産直の果物を使った感動のスイーツが食べられたり新鮮なお魚を使った海鮮丼やお寿司も。
この日は大きなスズキを一尾3枚下ろしにしてもらい、アラも持ち帰りました。半身は冷凍し、半身は皮を引いてお刺身にしました。アラは大根と煮たり、お味噌汁にしたり。コラーゲンたっぷりです。
産直野菜のコーナーでは平茸とタモギタケを見つけました。
風邪ひきさんだらけの孫達のために持っていきました。好き嫌いが多いけどスープなら飲んでくれるかも、と。
この日はあんまり歩かなかったなと思いましたが、帰宅後に歩数計を見ると8,000歩以上でした。
「大野藩かく戦えり」 を読む [読書]
以前の記事で幕末頃の大野藩の様子を知る文庫を紹介された事を書きましたが、その時に知人から「こんな本もあるよ」と佐々木正祐氏著の「大野藩かく戦えり」を紹介されました。
著者が旧知の同窓生でもあり、ぜひ読みたいと思ってあちこち探したのですが見つからず。
という事で、もうお返ししてしまってうろ覚えの本の感想で、本の紹介とまでは至りません。
18歳の若き藩士(すでに妻帯)が函館戦争を生き延び数年後に記した「函館戦争実記」を土台として書かれたそうです。
幕末の頃、越前の小藩が遠く離れた函館の地で旧幕府軍討伐の戦いに向かう。
徳川の世が続き大きな戦いもなく過ごしてきた暮らし。それが鳥羽伏見から始まった戊辰戦争で世の中が大きく変わるわけですが、その渦に大野藩も巻き込まれていきます。
著者が旧知の同窓生でもあり、ぜひ読みたいと思ってあちこち探したのですが見つからず。
紹介してくださった方からお借りして読むことになりました。
という事で、もうお返ししてしまってうろ覚えの本の感想で、本の紹介とまでは至りません。
18歳の若き藩士(すでに妻帯)が函館戦争を生き延び数年後に記した「函館戦争実記」を土台として書かれたそうです。
幕末の頃、越前の小藩が遠く離れた函館の地で旧幕府軍討伐の戦いに向かう。
徳川の世が続き大きな戦いもなく過ごしてきた暮らし。それが鳥羽伏見から始まった戊辰戦争で世の中が大きく変わるわけですが、その渦に大野藩も巻き込まれていきます。
北海道の冬は早く訪れ、長く厳しい。
そんな中での戦いです。
そして兵を引いて道内にとどまるのかと思えば津軽海峡を越えて本州側に退陣して時期を待つという。
(その頃の日本は大型船を使い、海からの砲撃を用いるようになっており、兵の移動も海上移動なら一度に大軍が早く移動できる様になっていました。旧幕軍優位と思われた函館での勝敗を決めたのは旧幕府軍側の船の事故だったかもしれません)
この本を読む前に畠中恵著「わが殿」を読み、更に大島昌宏著「そろばん侍 内山良休」を読んでその頃の大野藩の様子を知りました。山のような借金を返すために奔走しかつ藩の発展のために新しい試みも次々となされていた。そんな中での出兵なのだと考えると余裕もなかったであろうと推察されます。
戊辰戦争と言うと、鳥羽伏見、会津の白虎隊、五稜郭などのワードが頭に浮かぶくらいだったのですが、この本に書かれた大野藩の動きを読みすすめていたら連合軍の様子をイメージすることができる様になりました。それぞれの藩の中からの視点となるとまた違うとは思いますが。
函館に旅行すると五稜郭の戦いや旧幕府軍の最後などを語られることは多いのですが、対する連合軍がなかなかイメージできませんでした。あるタクシーの運転手さんは連合軍がこちらから来るとは思わずにいたので云々といった話も聞かせてくださったのですが、何しろこちらに聞く土台が出来ていなかったので。もったいない事をしたと猛省しています。
もう一度函館に行くことが出来たら今度は是非そんな場所を訪れてみたいと思いました。
ベランダで生姜を収穫 [畑]
この数年自宅を長く留守にしていたり体調を崩したりしている私。
いつのまにか畑は夫1人でプランし、世話をしているという状態です。
苗は種まきしたり買ってきたりといろいろなのですが、プランターやポットで少し育ててから移植した残りの苗やこぼれた種が育ったりして、プランター栽培も増えてきました。
プランター栽培は葉物野菜が多いのですが、今年は芽出しをした残りの種生姜が育って収穫できました。
生姜の葉の香りが爽やかで収穫作業が楽しくなります。
畑と違って一株だけなのが残念なくらい。
昨年は大生姜を植えましたが豊作で、昨年の生姜が冷凍庫に残っている状態で今年の収穫を迎えました。
収穫した生姜はおろしたり刻んで冷凍庫にストックします。おろししょうがは冬の間に紅茶に入れてほぼ使い切ってしまいます。他には味噌漬けや佃煮、赤梅酢漬けにも。
日帰りバスツァー 番外編 里芋を食す [お料理]
重いので今回のバスツァーでは買い控えて、事前にお取り寄せしたのですが、特産の里芋はとても美味しいです。
なかでも、実家のある地域の里芋が一番だと母は言います。でも、もう誰もいなくなったので、上庄里芋というブランド里芋を。
シーズンが始まると同時に予約してすでに食卓に。
上庄里芋の洗い芋の煮っ転がしです。
洗い芋は泥付きの里芋を小川で芋洗い水車で洗って軽く干したもので、薄く皮が残っています。洗い上がりの頃合いを図るのが絶妙で、これも繋いで行くべき技術かも。洗いすぎると削れてしまっておいしくありません。
冷凍もできるので通年食べられますが、生の洗い芋を煮たものは絶品です。
皮付きを軽く茹でて皮を剥いて冷凍もできますが、洗い芋の味とは やはり異なります。
煮っ転がしの他に、のっぺい汁に入れたりおでんに入れたり、田楽にしたり。
市販ではなかなか手に入りませんが、出荷できない小さな小さな孫芋などの洗い芋を里芋おこわにするのも農家のおふくろの味です。
大きなせいろで蒸すのが一番美味しいのですが、私は簡易蒸し器を大きめのお鍋に入れて作っています。煮汁がやや多めの煮っ転がしを用意しておこわ用に浸水した餅米に合わせます。うち水には煮汁を使います。
太ってしまうのでたまにしか作りませんが、大きなお鍋で煮た小さな里芋の煮っ転がしが少なくなったところにお餅を入れて煮るのも美味しいです。里芋がグチャッとならずにキュッとしまってお餅に甘辛いお醤油味がついて、食感も絶妙で。箸が止まりません。
煮崩れしない上庄里芋だからこそのレシピなのかなと思います。
昔は冬になると火鉢が登場して、燃料は時と共に変わっていきましたが、お餅を炙るそばに里芋の煮物を乗っけて焼いたりもしました。(単に焦げ目が好きだったからなんですけどね)
他にも今時のレシピは数え切れませんがかつて生産農家であったこともある私の実家での味の記憶です。
続く
日帰りバスツァー [旅行]
郷里の同窓会に入会後、体調や予定のブッキングやらでイベントに参加できなかったのですが、夫の勧めもあって日帰りバスツァーに参加しました。
天空の城で知られる様になった越前大野城です。
紅葉シーズンの文化の日。
文化祭の展示や神社の祭礼でテント屋台がズラリ。往時とは趣も変わりましたが、なんとも言えない懐かしさでした。
昼食も古民家を改装したレストランで、懐かしいお袋の味を。
メインは豚しゃぶです。
左上が九頭龍舞茸の天ぷら、その下が厚揚げの煮物、その隣が赤ズイキの酢の物、中央が里芋の煮っ転がし。
七間朝市の行われる七間通りでお味噌を買ってからお清水など市内を自由散策したあとバスで恐竜博物館へ。
孫達も一緒なら喜んだだろうなと思いながらお土産を選んで帰路につきました。
参加者は60代以上がほとんど。
最年少8歳、最年長84歳でしたがほんとに皆さんお元気で、ご一緒する度に「身体鍛えなきゃ」と思います。
お土産を一部ご紹介しましょう。
孫に。
郷里のおふくろの味。
左上が里芋の煮っ転がし、右が厚揚げの煮物、手前が沢庵煮。
沢庵煮は古漬けのたくあんを塩抜きして醤油とお砂糖で煮ます。
子供の頃これが大好きでしたが、家族が少なくなったりして大量の糠漬けを漬けることもなくなり食べなくなりました。煮干しのお出汁で煮ても美味しいのですよ。
郷里の厚揚げはとっても分厚くて、今のところ他では見つけられません。
マッチ箱の厚さのほぼ倍。
お取り寄せが難しいので、母の為に少し買って帰りました。
山元醤油味噌店で
左上がみたらし風味の羽二重餅。孫娘が好きです。右が地元産のお米と大豆で作ったお味噌。風味があって美味しいです。右下がはまなみそ。お野菜がたっぷりのおかず味噌です。
冬期限定のでっちようかん。
私のお気に入りの毎川金花堂。
ネットでのお取り寄せがしやすくなりました。
揚げてないかき餅
サクサクとっても美味しいです。
続く