年末から年始 [その他]
昨年末からいろいろとあり、年始のイベントも一応落ち着きました。
年始から重たい記事を書くのは気が重く希望の持てる記事を探していましたが、なんだかあれこれと急な展開だったり衝撃だったりと新聞の整理をしていてやりきれなくなりました。
福島原発事故の政府調書の要旨が出ていました。
想像以上でした。
事故後早くからそんな記事をネットでも見つけたりしていましたが、こうして4年近く過ぎたこの時期に読むとやはり衝撃は強いです。
そして、これでも再稼動?...。
年明けから購読紙の紙面から中部地方の線量の記載がなくなるという事です。
週一か月一くらいでは知りたかったような気もしますが...。
区切りなので、年末の福島第一原発の状況を書き出しておくことにしました。
購読紙の紙面ではイラストで解りやすく書かれていますが、文章では誤解も生じやすいかと思いますので、リンクを入れておきます。
4号機
使用済み核燃料プールからの燃料の取り出し終了
震災時定期検査中で格納容器内に核燃料はなかった
建屋内 毎時0、1~0、6ミリシーベルト
汚染水 1万4500トン
3号機
鋼鉄製の囲い
使用済み核燃料プール内の大型瓦礫を撤去中
除染しても人が作業できるほどの線量に下がらず
プールの温度 21度
無人重機で建屋内のがれき撤去中。床に汚染水があり、格納容器内から流れ出たものと判明。
格納容器内の核燃料ほぼ全量落下。
内部の調査手つかず。
格納容器内の水位は560センチはある可能性大。
建屋内 毎時10~4780ミリシーベルト
汚染水 1万8900トン
プール内核燃料 566体
2号機
使用済み核燃料プールの核燃料の取り出し方法は白紙(線量が高いため)
プールの温度 約26度
格納容器内の温度は約24度で水位は30センチ
ロボットで建屋内の床を除染
圧力抑制室の損傷の可能性大(水位から推定)
建屋内 毎時5~7万2900ミリシーベルト
汚染水 一万5800トン
プール内核燃料棒 615体
1号機
建屋カバー解体は3月に延期
がれき撤去は手つかずで、プールからの核燃料棒の取り出し方法を検討中
プールの線量は毎時8~77ミリシーベルト、温度は約13度
格納容器の温度は約19度
格納容器内の核燃料は溶け落ちコンクリートも溶かした可能性
格納容器の冷却水は高濃度汚染水として漏出
格納容器内の水位は280センチ
ロボット調査で一部の漏れ場所を特定
建屋内 毎時23~1万1100ミリシーベルト
汚染水 1万3400トン
プール内核燃料 392体
がれき撤去にあたっては飛散防止剤を使用していたという事なのですが...薄めて使っていたらしいとか。
...言葉もありません。
年末の購読紙の社説から
事故はこどもや若者の夢を奪い、大人たちも先の見えない暮らしの中にとどめおかれている。
この救済すら終わっていないのに、再稼働を促す政府の方針に沈黙はできない。
年始から重たい記事を書くのは気が重く希望の持てる記事を探していましたが、なんだかあれこれと急な展開だったり衝撃だったりと新聞の整理をしていてやりきれなくなりました。
福島原発事故の政府調書の要旨が出ていました。
想像以上でした。
事故後早くからそんな記事をネットでも見つけたりしていましたが、こうして4年近く過ぎたこの時期に読むとやはり衝撃は強いです。
そして、これでも再稼動?...。
年明けから購読紙の紙面から中部地方の線量の記載がなくなるという事です。
週一か月一くらいでは知りたかったような気もしますが...。
区切りなので、年末の福島第一原発の状況を書き出しておくことにしました。
購読紙の紙面ではイラストで解りやすく書かれていますが、文章では誤解も生じやすいかと思いますので、リンクを入れておきます。
4号機
使用済み核燃料プールからの燃料の取り出し終了
震災時定期検査中で格納容器内に核燃料はなかった
建屋内 毎時0、1~0、6ミリシーベルト
汚染水 1万4500トン
3号機
鋼鉄製の囲い
使用済み核燃料プール内の大型瓦礫を撤去中
除染しても人が作業できるほどの線量に下がらず
プールの温度 21度
無人重機で建屋内のがれき撤去中。床に汚染水があり、格納容器内から流れ出たものと判明。
格納容器内の核燃料ほぼ全量落下。
内部の調査手つかず。
格納容器内の水位は560センチはある可能性大。
建屋内 毎時10~4780ミリシーベルト
汚染水 1万8900トン
プール内核燃料 566体
2号機
使用済み核燃料プールの核燃料の取り出し方法は白紙(線量が高いため)
プールの温度 約26度
格納容器内の温度は約24度で水位は30センチ
ロボットで建屋内の床を除染
圧力抑制室の損傷の可能性大(水位から推定)
建屋内 毎時5~7万2900ミリシーベルト
汚染水 一万5800トン
プール内核燃料棒 615体
1号機
建屋カバー解体は3月に延期
がれき撤去は手つかずで、プールからの核燃料棒の取り出し方法を検討中
プールの線量は毎時8~77ミリシーベルト、温度は約13度
格納容器の温度は約19度
格納容器内の核燃料は溶け落ちコンクリートも溶かした可能性
格納容器の冷却水は高濃度汚染水として漏出
格納容器内の水位は280センチ
ロボット調査で一部の漏れ場所を特定
建屋内 毎時23~1万1100ミリシーベルト
汚染水 1万3400トン
プール内核燃料 392体
がれき撤去にあたっては飛散防止剤を使用していたという事なのですが...薄めて使っていたらしいとか。
...言葉もありません。
年末の購読紙の社説から
事故はこどもや若者の夢を奪い、大人たちも先の見えない暮らしの中にとどめおかれている。
この救済すら終わっていないのに、再稼働を促す政府の方針に沈黙はできない。
タグ:福島第一原発
2015-01-11 02:00
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コメント(2)
大変なまとめをされましたね。
私も関係者やTwitterで色々と情報を得ていますが
それらは一部の人しか知りません。
そちらでは新聞に出ていたのですね。
今年も引き続き、再稼働反対の行動をしたいと思っています。
by majyo (2015-01-11 21:23)
majyoさま
幸い、我が家の購読紙にはいろいろな情報が満載です。帰省の際には郷里の新聞にも目を通しますが、以前よりも深いなぁと思うことが多いです。
たまに全国紙などの読み比べもしたりしますが、やはり違いがありますね。大きな新聞には色々事情もあるのでしょうね。
by 畑の帽子 (2015-01-12 13:45)